最優先WEB予約
04-2901-4666
西武池袋線 入間市駅 南口徒歩2分
埼玉県入間市豊岡1-3-18
入間市駅前リアライズB棟・1階
symbol

歯科治療で使うセラミック・プラスチックの違いとは?メリットとデメリットを比較

2024年03月06日

一方、セラミックは初期投資が高い分、見た目や機能性などさまざまな部分でメリットが多いのも事実です。

この記事では、プラスチックとセラミックの治療はどちらを選ぶべきなのか、それぞれのメリットとデメリットを交えつつ解説します。

歯科治療の素材を検討している人は、後悔しない選択をするためにぜひご覧ください。

セラミックとプラスチックの違い

セラミックとプラスチックは、どちらもメリットもあればデメリットも存在し、人によって向き不向きがあるものです。どちらが良いかを考えるために、まずは両方の治療法の基本的な特徴について見ていきましょう。

保険適用のプラスチック(レジン)の特徴

歯科治療で用いられるプラスチックは、保険適用となります。中でも一般的なものが「コンポジットレジン」と呼ばれるもので、歯科治療において広く利用されています。

コンポジットレジンは歯科治療に欠かせない材料の一つで、

・虫歯治療での詰め物や被せ物
・入れ歯治療でのレジン床義歯

といったさまざまな治療に用いられます。

また、銀歯にコンポジットレジンを貼り付け、目立ちにくくした「レジン前装冠」や、コンポジットレジンからさらに強度と耐久性を高め、より強い噛み合わせの力に耐えられるように設計された「ハイブリッドレジン(CAD/CAM冠)」といった新たな技術も登場しています。

プラスチック素材(レジン)は古くから用いられる治療法ですが、汎用性と治療の幅広さから今でも多く使用されています。

自費のセラミックの特長

一方セラミックは、プラスチック素材を使わずセラミックと呼ばれる素材を使用しています。プラスチック(コンポジットレジン)とは異なり、保険適用の治療ではなく自費での治療となっています。

セラミックも虫歯などの歯科治療に用いられますが、最大の特徴としては天然の歯と見分けがつかない程の美しさが挙げられます。

素材そのものの美しさはもちろん、高い製造技術により一人一人の歯に合わせたものが作成できることも特長です。見た目の自然さから、主に前歯のクラウンやラミネートベニアなど、美しさを重視する治療に用いられることが多いです。

見た目重視といっても、耐久性に劣るということでは決してありません。セラミックは需要の高さから、見た目と強度を兼ね備えた多種多様な種類が登場しています。

オールセラミック

オールセラミックは、100%セラミック素材で作られたものを指します。特に前歯などの審美性が求められる部分に適している素材で、光の透過性が良く、自然な歯とほぼ区別がつかないほどの美しさを実現します。

ジルコニア

ジルコニアは非常に高い強度と耐久性を持ったセラミックの一種類で、噛む力が強い奥歯のクラウンやブリッジにも問題なく使用できます。オールセラミックには劣るものの、美しさを保ちながら金属以上の強度を持つため、「セラミックの中の金属」とも称されます。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、セラミックと樹脂を組み合わせた材料です。セラミックの美しさと樹脂の加工性・修復性の良さを兼ね備えています。比較的新しい材料であり、耐久性と審美性のバランスが求められる場合に選ばれることが多いです。

メタルボンド

メタルボンドは、内部に金属のフレームを持ち、その上にセラミックを焼き付けて作られる人工歯です。金属の強度とセラミックの美しさを兼ね備えているため、長期間の耐久性と高い審美性を実現します。ただし、金属ア レルギーのリスクがあるため注意が必要です。 このように、セラミックは多種多様な種類があるので、歯の状態や自分のなりたい姿に応じた幅広い治療が可能 です。

セラミックとプラスチックはどちらがおすすめ?それぞれのメリットとデメリット

「とりあえず値段が安いプラスチックにしようかな」「見た目に違和感があるのが嫌だからセラミックの方がいいかな」と、どちらにすればいいのか迷ってしまう方もいらっしゃるかと思います。

どちらの素材であっても万能とは言えず、メリットもあればデメリットもあります。後から後悔しないためにも、下記に紹介するメリットとデメリットを知っておきましょう。

プラスチックのメリット

プラスチック(レジン)素材を使用した歯科治療は、多くの患者さんにとって最初に検討することになる選択肢です。プラスチック素材の最大のメリットとしては、費用の安さが挙げられます。 プラスチックは比較的低コストであり、保険適用の範囲内で治療が可能なケースが多いため、費用を抑えたい人 には特に適していると言えます。このことから、経済的な治療を求める人に適した治療法となっています。

プラスチックのデメリット

プラスチック(レジン)を使用した歯科治療は、費用面で選ばれることが多い治療法ですがデメリットも存在します。

まず、見た目に関して、歯の色に近い自然な色ではありますが、長期間使用していると色の変色や摩耗が起こりやすい点は考慮しなければいけません。

レジンは吸水性があるため、長期間使用すると黄ばみや変色が起こったり、擦り減ってきたり割れたりしやすいというデメリットがあります。また、口腔内の水分を吸収するため、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯の原因になる可能性があります。

また、プラスチック素材はセラミックに比べて耐久性に劣るため、長期間使用していくためにもやはり、定期的な検診とメンテナンスが不可欠です。

こうした点を踏まえると、プラスチック素材を選択した場合、初期のコストは抑えられるものの、長期的にはメンテナンス費用などのコストがかさむことが予想されます。

もちろん、日々のケアを丁寧に行うことで、変色や摩耗のリスクを最小限に抑えることが可能です。ですが、プラスチック素材を検討する際には、これらのデメリットを踏まえた上で、歯科医師と相談し、長期的なメンテナンス計画や費用についても事前に把握しておくことが重要です。

セラミックのメリット

セラミックは審美性が非常に高く、自然な歯と見分けがつかないほどの自然な見た目は他の素材では実現できません。さらに、セラミックは適切なケアをすれば経年劣化による変色の心配がほとんどありません。

また、セラミックは表面が非常に滑らかで、細菌の付着が少なく、歯周病予防にも効果的です。強度面では、陶材という点から欠けたり割れたりしやすいといったイメージを持つ人もいるかもしれません。た

しかに、強い力で噛みすぎて欠ける、なにかにぶつかった衝撃で割れてしまうといったこともありますがそれは天然の歯でも同じことです。

セラミックに関しては、特にジルコニアに言えますが「長持ちする強さ」も兼ね備えています。吸水性も無く耐久性に優れており、日常の使用による摩耗や破損に対して非常に強く、長年にわたって歯の機能を保つことが可能です。

このようなメリットにより、セラミックは特に審美性を重視する治療や、長期的に使用できる歯を求める場合に理想的な選択肢となります。

セラミックのデメリット

セラミック素材を選択する際に、直面する主なデメリットは治療費が高くなることです。セラミックは保険適用外のため、プラスチック(レジン)に比べて初期コストが高く、負担が大きくなります。

また、セラミックは一人一人の歯の形にしっかりとフィットするように製作を行うため、治療に時間がかかることも考慮すべきです。

これらのことから、セラミックを検討する際には、治療の計画段階で予算や治療期間、将来的なメンテナンスの可能性について十分に理解しておくことが重要です。

とはいえ、一度の治療で長期にわたって使用できるため、結果的に時間と費用の節約に繋がるという考え方もあります。

セラミックとプラスチック、治療後のケアが楽なのはどっち?

セラミックはその滑らかな表面のおかげで、汚れやプラークが付着しにくく、日常のブラッシングや定期的なクリーニングをしていくだけで長期間美しさを保つことが可能です。

一方、プラスチック(レジン)は時間の経過とともに色の変色や摩耗が起こりやすく、防ぐためにはより定期的なメンテナンスが必要になる可能性があります。

そのため、治療後のケアの楽さを考慮すると、セラミックの方が日々のメンテナンスがシンプルと言えます(日常のブラッシング・定期メンテナンスはもちろん必要です)。

長期的に長持ちするのはどっち?

歯科治療の素材選択で重要なのが、長期的な耐久性です。

セラミックは耐久性に優れ、適切なケアを行うことで長期間に渡り機能性と美しさを維持することが可能です。日常生活における摩耗や衝撃に対して強く、色の変色もほとんど起こりません。

一方で、プラスチック(レジン)は日常の使用による摩耗や色の変色が起こりやすく、長期的に見ると数年ごとの修復や交換が必要になります。これは、プラスチック素材が日々の使用によるダメージに対してセラミックほどの耐久性を持たないためです。

そのため、長期的に長持ちする素材を選択する場合、セラミックの方が耐久性、持続性ともに優れた治療と言え ます。

コストパフォーマンスに優れているのはどちら?

コストパフォーマンスを判断する際には、初期投資だけでなく、長期的なメンテナンス費用や耐久性も考慮しなければなりません。

プラスチックは低い初期コストで魅力的ですが、色の変色や摩耗により、数年ごとに修復や交換が必要で長期的に見ると追加の費用がかかってしまいます。

一方で、セラミックは初期投資が高いものの、耐久性と長期間にわたる色の安定性や低メンテナンスで機能を維持できる点から、長期的なコストパフォーマンスも高いと言えます。

そのため、短期間での経済性を求める場合はプラスチックが適していますが、長期的な視点であればセラミックの方が総合的に優れていると言えます。

このように、短期的な費用を抑えたいのか、それとも長期的な価値を重視するのかによって、プラスチックとセラミックのどちらを選ぶべきかが変わってきます。治療前に歯科医師としっかりと話し合い、自分のライフスタイルや経済状況に合った素材を選択することが重要です。

前歯など目立つ部分を美しく見せたい人はセラミックがおすすめ

前歯などの目立つ部分の治療では、見た目の自然さと美しさが特に重要視されます。

セラミックは自然な歯の色と質感を再現し、高い審美性を実現します。色の変色が少なく、長期間にわたって美しい見た目を維持することができるため、前歯などの目立つ部分でも自然で美しい笑顔を保つことが可能です。

セラミックを選択することで、目立つ部分の治療においても、長期的に満足のいく美しい結果を得られます。セラミックは自然な見た目・美しさが長持ちするので、前歯などの目立つ部分の治療を検討されている方におすすめです。

セラミックとプラスチックで迷ったら、まずは歯科医師へご相談を

今回は、歯の治療をする際に、保険適用の素材である「プラスチック」と自費診療の「セラミック」どちらを選べば良いのか迷っている人に向け、それぞれのメリットやデメリットを紹介しました。

どちらも万能な素材という訳ではなく、メリットもあればデメリットもあります。治療計画の段階で長期的な視点を持って素材の選択を行うことが、後悔しない結果を得るために欠かせません。

また、セラミックとプラスチックのどちらを選ぶべきか決める際には、自分の考えだけではなく歯科医師とじっくり相談していくことが大切です。

なお、しろくま歯科医院では、患者さまのお口の健康状態、治療に対する希望、そしてご予算などさまざまな要素を考慮して、適した素材をご提案しています。

セラミックとプラスチックの両方に対応しておりますので、「どっちにすればいいか分からない」とお悩みの方もお気軽にご相談ください。

また、当院ではセラミックの被せ物を用いて歯の形を整え、歯並びを美しく見せる「セラミック矯正」にも対応しております。透明感ある美しい素材を使用しているので、前歯などの目立つ部分の歯並びでお悩みの方にもオススメです。

ワイヤーでの矯正は通常2年近くかかりますが、セラミック矯正なら数ヶ月以内に治療が完了するので、結婚式などのイベントに間に合わせたい方にも人気の治療となっております。

当院では、機能性はもちろんのこと、患者さまの歯の形・色・位置・角度・透明感など様々な要因を考慮に入れた美しい仕上がりを実現しております。

ご興味のある方は、まずはお気軽にご相談いただければ幸いです。

→ご予約はこちら