「銀歯を白くしたい」
「そもそも銀歯とセラミックの違いって何?」
「銀歯をセラミックに交換したい」
このように考えている方も多いでしょう。
実際に、銀歯からセラミックに交換する方は多くいますが、費用やデメリットなどが気になる所ですよね。そこで、当記事では銀歯とセラミックに関する疑問にお答えしていきます。
- 銀歯とセラミックの違いは?
- 銀歯をセラミックはどっちが良いの?
- 費用はいくら?保険は適用される?
是非、最後までご覧ください。
銀歯とセラミックの違いとは?
銀歯とは、金銀パラジウム合金を基にした金属のことを指します。
保険が適用されるので治療費を抑えられますが、金属アレルギーや虫歯の再発などのリスクが問題視されています。
セラミックとは、天然の歯に近い白くて透明感のある素材のことで、歯の詰め物・被せ物をする際に使います。
保険適用外なので治療費は高いですが、白く透明感のある見た目の美しさや、金属アレルギーの心配がない点、虫歯になりにくいという点からセラミックを選択する方も多くいます。
特に、見た目を気にされる方や、接客業をされている方などはセラミックを選択するケースが多いです。
なぜなら、銀歯をセラミックに変えるだけでも大きく印象を変えることができるからです。
最近では、「銀歯をセラミックに交換したい」という患者さまからの相談も増えていますが、治療を決断するときは銀歯とセラミックのメリットとデメリットを知っておくことが重要です。
銀歯をセラミックに交換するメリット
まずは銀歯をセラミックに交換するメリットについて見ていきましょう。
自然な見た目で美しい
銀歯の場合は、笑ったり口を開けたりすると目立ちます。
一方、白くて透明感のあるセラミックは、どこを治療したのか、どこにセラミックを入れたのか判別できないくらい自然な仕上がりになります。
口元は相手からの印象を左右するとも言われていますので、相手からの印象や美しさを重視するならセラミックを選んだ方が良いでしょう。
劣化しにくく寿命が長い
銀歯の寿命は5年前後と言われており、使用期間が長くなると劣化が進み、金属イオンが溶けだしてきます。
一方、セラミックの寿命は10年前後と言われており、長期間美しい状態を保ちやすいのが特長です。
ただし、「一度セラミックを入れたら一生メンテナンスの必要がない」というわけではありませんので、自然な色や状態を保つためにも定期的にメンテナンスを行いましょう。
金属アレルギーの心配がない
銀歯に含まれる金属イオンによって金属アレルギーを引き起こした場合、一旦銀歯を取り出して別の治療法を考えなければなりません。
一方、セラミックには金属が含まれていませんので、金属アレルギーの心配がありません。
銀歯をセラミックに交換することで、金属アレルギーのリスクを解消できますし、再治療の手間を防ぐこともできるのです。
頭痛・肩こりなどの改善
お口の中に金属が入っていると、ガルバニー電流という電流が発生することがあります。
ガルバニー電流は、口の中がピリッと痛んだり、自律神経の乱れを起こしたりします。
- 頭痛
- 肩こり
- 耳鳴り
- めまい
などでお悩みの方は、お口の中の銀歯が原因となっている可能性があります。銀歯をセラミックに交換することで、このような不定愁訴を改善できることがあります。
虫歯や歯周病になりにくい
銀歯を使用すると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
正確に言うと、銀歯自体が虫歯や歯周病を誘発するのではなく、銀歯の劣化によってできた隙間に汚れが溜まり、虫歯を誘発してしまうのです。
銀歯をつけた直後なら虫歯や歯周病のリスクを抑えられますが、使用期間が長くなるにつれて、虫歯や歯周病のリスクも高まってしまいます。
一方、セラミックは劣化しにくく、歯の汚れが溜まる原因となる隙間ができにくいため、虫歯になりにくいのです。
関連記事:虫歯になる原因と治療法とは?
黒ずみの原因を防止できる
銀歯が劣化してくると、金属イオンが溶けだしてきます。
この金属イオンが色素沈着することで、歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)の原因になることがあります。
歯茎の黒ずみを防止するために、銀歯からセラミックに交換する患者さまも多くいらっしゃいます。
銀歯をセラミックに交換するデメリット
続いて、銀歯をセラミックに交換するデメリットについて見ていきましょう。
歯を削る必要がある
セラミックを入れるためには、最低限の厚みが必要になるので、歯を削る必要があります。
歯を削ることに理解・納得した上で、初めて治療を進めることができます。
割れてしまうこともある
セラミックは陶器と同じ素材ですので、歯ぎしりや食いしばりなどで割れてしまう事があります。特に、奥歯は強い力が加わるため割れやすいです。
セラミックが割れてしまうと、再度治療を行わなければなりません。
割れるのを防ぐために、ジルコニアと呼ばれる強度の高いセラミックを使用する、マウスピースなどを用いて耐久性を維持する、などの対策が考えられます。
ただし、セラミックが割れてしまうというのは、あくまで歯ぎしりや食いしばりが強い方に限った話です。「普通に食事をしていたら割れてしまった」という事はまずありませんので、その点はご安心ください。
費用が高い
既に銀歯が入っている方ならお分かりいただけると思いますが、銀歯を使用した治療は保険適用内となりますので、数千円で治療を行えます。
一方、セラミック治療は保険が適用されません。
そのため、銀歯に比べると治療費が高く、1本あたり数万円単位の治療費が発生します。「費用を抑えたい」という方にとっては、セラミックの治療費がネックになる事も多いようです。
銀歯をセラミックに交換する時の費用は?
先ほども解説したように、セラミック治療には保険が適用されません。
詰め物や被せ物としてセラミックを使用する場合は、全額自己負担になります。
セラミック治療の費用については、それぞれの歯科医院によって違いができますので、はっきりと断言することはできませんが、参考までに当院の治療費をご覧ください。
- 詰め物|30,000円~100,000円(税抜)
- 被せ物|80,000円~150,000円(税抜)
※患者さまのお口の状態・治療する歯の本数などによって金額は変動します。詳細の治療費を知りたい方は、お気軽にご相談ください。
関連記事:被せ物・詰め物の種類を解説!
なぜ、歯医者は銀歯よりもセラミックを勧めるのか?
セラミック治療は銀歯に比べると費用が高くなる、というお話をしました。
患者さまの立場からすると、当然ながら治療費は安く抑えたいと思うでしょうし、銀歯で済ませたいという気持ちもよく分かります。
ただし、歯医者側は銀歯よりもセラミックを勧めるケースの方が多いです。では、なぜ歯医者はセラミックを勧めたがるのでしょうか?
それは、先程もご説明した通り
- 見た目が美しい、目立たない
- 虫歯や歯周病などを発症しにくい
- 劣化しにくい
- 金属アレルギーのリスクがない
- 歯茎が黒ずまない
など、歯の審美性・機能性などを総合的に考えた時に、セラミックにした方がメリットが大きいと判断しているからです。
まとめ
銀歯をセラミックに交換するメリット・デメリット、費用などをご説明しました。
セラミックは保険適用外となりますが、金属アレルギーや虫歯など健康への影響、見た目などを重視する方には、選択肢の一つとしてオススメできる治療法だと言えます。
とはいえ、いきなり銀歯をセラミックに交換するのは不安な点も多いかと思います。
そこで、当院(しろくま歯科医院)は
- 銀歯を目立たなくしたい
- セラミックの治療費を知りたい
- 他の治療方法も聞いてみたい
など患者さまのお悩みに丁寧に分かりやすくお答えしております。
銀歯に関するお悩みを抱えている方は、お気軽にご予約ください。
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